本日は第62回延岡西日本マラソンに出場しました。
舞台となるのは宮崎県延岡市。
マラソンや駅伝ファンなら知らない人はいないと言える名門、旭化成の拠点があるまちです。
延岡西日本マラソンでも過去多くの旭化成のランナーが出場し、ここから世界に羽ばたいていったという由緒ある大会です。
私も8年前の2016年大会に出場させていただき、今回が2回目の出場となります。
実は、8年前に出場した延岡西日本マラソンが、私にとっての初マラソンであると同時に、実業団選手としての引退レースとなった思い出深い大会です。
しかもこの日は、季節外れの暑さと強風が吹き荒れる厳しいコンディションで、ただただ苦しかったことしか覚えていません。
それ以来、延岡西日本マラソンに出る機会がなかったのですが、やはりもう1度しっかり走りたいと思い、8年ぶりにエントリーしました。
さて、今回の目標は自己記録更新。
私の自己記録は2020年の東京マラソンで出した2時間12分58秒ですが、それから4年、記録を伸ばすことができていないので、今回こそなんとしても自己新を出すという気持ちで走りました。
結果
2時間12分34秒 9位(自己新記録)
今回もいつも通り行けるところまで着いていく作戦でスタート。ペースメーカーの選手が5kmを15分30秒〜20秒くらいで安定して引っ張ってくれていて、前半はとても余裕を持ちながら走ることができました。
これは12月の防府で今日より速いペースで20kmくらいまで行った経験をしている分の恩恵だと思うので、あのときのチャレンジを活かすことができていることを感じました。
ペースメーカーが外れた25km付近からは、優勝した早稲田大学の伊福選手が独走し始める一方で、2位以下の集団はペースが上がらなかったので、まだ余裕を持ちながら走れて、大幅な自己記録更新が狙えると思いながら走っていました。
初めて脚が動かなくなってきたのを感じたのは32km付近の上り坂で、そこからはひたすら我慢するだけと思っていましたが、35km過ぎの給水を取ったところで集団からわずかに空いた差を詰めることができず、ズルズルとペースダウン。
本当にちょっとした間が命取りになることを何度も走ってわかっているのに、それができないことに不甲斐なさを感じます。
そこからは単独走となり、向かい風も受けて、一気にペースが落ちてしまい、2時間12分34秒でのゴールとなりました。
まずは自己記録を更新できたことはよかったです。
4年かけて24秒ほどではありますが、わずかでも前進できたことは何より。
ただ、振り返ってみれば、35kmまでは2時間11分台で行けるペースだっただけに、終わってから少しずつ悔しさが込み上げてきています。
30km〜35kmを15'36で行っているのに、35km〜40kmは16'49と1分以上も遅くなっているのは落ちすぎ。
私の課題はやはりここにあると痛感させられるマラソンとなりました。
もう一度、35kmからやり直して、死に物狂いで喰らいつきたいと思うくらい悔しいですが、全ては後の祭りです。
また、残り200mの8位入賞争いに負けてしまったことも悔やまれますが、最後争った選手より私の方が先に遅れてしまい、残り500mで追いつく展開だったので、追いつくことで力を使い、もう勝負にはならなかったため、これは仕方ないと思うしかありません。
嬉しさと悔しさが入り乱れる8年ぶりの延岡西日本マラソンとなりましたが、自己新を出せたことをまずは素直に喜びたいと思います。
4年間あきらめずに続けてきてよかったです。
ご声援ありがとうございました。
ちなみに、毎年2月10日と11日に今山恵比寿神社で開催される「延岡十日えびす」がちょうどやっていたので、帰る前に少しお邪魔してきました。
十日恵比寿では商売繁盛を祈願するようですが、私はマラソンランナーなので、記録向上を祈願させていただきました。
毎年延岡西日本マラソンと日程が重なる訳ではないので、今回偶然にも行くことができてよかったです。
屋台もたくさんあってすごい盛り上がりでした。
御利益をいただいたので良いことが起きると信じて、また頑張ります。
